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1、肉体の無意識。

観念間の類似と接近、その因果関係、そしてそれらの間の錯覚と偶然。このよな「連鎖」といったものは、様々な原因や条件の要素といったものが複雑に絡み合い、錯綜し入り乱れ、混じり合いながら、本来関係のないものまでが重畳的・複合的に直接・間接に絡み合ってくる。

そうやって結果的に全体として連鎖し連携し合っているのである。要するに、ひとことで言って、偶然と錯覚が支配する迷走の世界である。しかし、そうした意味で、これは客観的なのであって、人間の主観や意図といったものが入り込む余地のない世界なのである。

それは無意識の情緒の生理が支配する世界なのである。人間の精神といったものが、自分でも気づかず知らないまま、このような肉体の生理によって支配されている、そうした世界なのである。

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2020-0510-0521