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あまねく拡がる色の世界とは、常に変わらずに同じであり続けるというのではない。それは時間的にも空間的にも大いに変化を繰り返しながらも、そうした変化を時間的にたどって行って見ると、同一の秩序と原理の下に変化し続けている、という意味で同一であり続けるのである。 従ってまた、だからこそ、それは我々人間にとって見れば、なぜか気にもなるし忘れがたい印象として残り続けるのである。本来、見えるはずのないものが、見えてくるのである。 本来、隠れていて、忘れられ、失われていて、消えているはずのものが、「見えている」と思えてくるのである。それは秩序の中の象徴の世界を見ているのである。そしてそれが忘れがたい印象として残り続けているのである。 |