index< 日誌 < au2錯覚 < 24E-72「映る」p2 |
人間は自分の外の世界、現実の世界というのを自分の身体を通して知ることになる。先ず自分の感覚器官に対する刺激として。 そうした様々な刺激が堆積された全体としての記憶として、あるいはまた、肉体内部の生理と反射作用の、馴れた経路のパターンの特徴として、受け継がれ堆積してきたのである。 そして、そうしたことが条件や制約となって、そして原因となって、自分の外の世界に対して反応しているのである。外の刺激に対して、それとは区別された自己の内部で再度復元されて、それが反射して、自分の中で映し出されているのである。 |