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そうやって自己の内部の固有の特質として、自己の自律性と必然性といったものを映し出しているのである。そうやって自分で自分を見ていて、そして自分を感じているのである。 もちろん、それは自分の身体を通して感じ取っているのである。自分の肉体内部の生理の営みを通して感情や情緒、そして自分自身の固有の感じ方といったものを感じ取っているのである。他人とは違う自分というのを感じ取っているのである。 自分の中で自分が分裂している。自分を見ている自分と、見られている自分とに分裂している。そして自分が自分を意識している。 |