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「要素」とは、ものごとを構成する最小単位の素になるものだとすると、ここからものごとの成り行きと、その構成といったものが規定され条件付けられる。またその方向や傾向といったものも特定されてくる。 何らかの出来事の「要素」という場合、上に述べたような現実的な条件や原因が想定されるし、またそれが前提になるということである。少なくともそうした現実的な前提条件といったものが暗に示され、示唆され、そして想定されるのである。 あるいは、そうしたことを暗に認めているということである。言い換えると、出来事の原因と理由の根源にあるものを捉えているし、あるいは捉えることが出来ると思い込んでいるのである。 |