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色にしても構図にしても、やはり基準となる、あるいは越えてはならない比例というのがある。そこから離れたり越えたりすると捉えどころが無くなるからである。比例とは、すなわち全体的なバランスのことを指しているのである。 すなわち、風景全体をまとめ上げる調和ないしバランスのことを言っているのである。これを色で言うと、たとえばツートーンカラーといっても全く半分ずつにしないし、また画面の構図上も画面の中心で区切って、構図そのものを切断したりしない。バランスそのものが壊れてしまうからである。 それが構図である以上、どこかに手がかりとなるような注目すべき所と、構図自体に時間的な方向性が必要だからである。そうしたことが構図から認められねばならず、そしてれを構図と言っているのである。 |