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たとえば、それは縦(タテ)の物体。壁、山岳、谷間、ビルなどといったものが、もともと不安定な存在なのであって、年月の経過と共に風化浸食することによって、平(たいら)になって行く。つまりタテがヨコへの拡がりへと変化してゆくのである。 そしてその結果としての平原、海、あるいは朝夕の地平線近くで棚引く層雲などが、そうなのである。自分の中でどこか落ち着き安心するのである。つまり、自分にとっての外の世界というのが最も安定した風景なのである。 |