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3、手がかり。

そしてこれはまた、人間が風景を見るときも同じで、そのようにして外の世界を見ているのである。そしてそれを見て何かを感じるというのは、そうしたレイアウトの構図と順序、そしてそれが暗示する時間的な方向性において何かを感じているのである。

空間的に全く半分に区切ったり、中心を切断したりすると、レイアウトの中の比例と順序、そして注目すべきところを失ってしまうのである。これでは捉えどころがないのである。構図そのものの意味を失くしてしまうのである。

線画における不等辺三角形の構図にして見ても、等辺三角形は避けられる。何を始めに見て、あるいは何が最も重要なのかという序列と順序がどこかにあるはずで、それを手がかりにして思考を進めてゆくのである。

戻る。            続く。


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2020-0510-0521