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つまり、そのどちらもが互いに相手を必要としていて、自分に無いものを相手に求めていて、そしてそれを全体として見ると、やはりバランスされる必要があって、そしてこれを風景の中に見ていて、色の色相や明暗、あるいはカタチの構図のバランスとして見ているのである。これは世界の調和であり、安定なのである。 これはまた、たとえると男女の間の外見的および内面的な傾向についても、そのまま言えることである。すがたカタチと情緒的な傾向においてそうなのである。そのすがたカタチと内面的な情緒が、お互いに相手を必要としているのである。そうして「2コ1」でバランスされているのである。 あるいはまた、島国が海と大陸を目指すのもそうである。またそれは農耕民族が遊牧や商業工業に長けた民族を必要とし、それに憧れたりするのとも似ている。いずれもそれらは、そうした交流の中で全体としてバランスされてきたのである。 |