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そうしたあり様を異なる立場から見ると、直線と円弧(円周の分割線)で構成される力学的模様(図形)とは、まったく正反対のイメージである。あるいはまた、加速度的・累積的に増減をくり返しながら変化する、放物線とも異なる。 それらは、例えれば、ベクター系の図形に近いものであって、ドロー系のイメージにはなり得ないものなのである。まだら模様というのは、不規則なドロー系でしかとらえられないものなのである。図形としてとらえることが出来ないのである。 それら図形模様は、感覚から分離して自覚された意識が、計算し意図してとらえた思考の世界、あるいはその産物なのである。自分自身の精神の奥底にあって眠ったままの、とらえどころのない無意識の世界を映し出したものではないのである。 それら図形模様は、自分の精神が意識してしつらえ、そして仕組んだ作り物の世界なのである。感覚的というよりも、論理的な思考の世界なのである。 |
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