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だから、優しさ、思いやりなどといった感情を持ちようがなく、あっても、束の間の衝動や思いつきに過ぎず、それが自分の心の中に入り込んで持続する余地そのものが無いのである。心のなかで、それをしまい込む「入れ物」が無いのである。欠けているのである。だからそれが生き続けることが出来ず、育つことも、持続することもない。 それどころか、そうした気弱な感情は自分を滅ぼす原因となるだけである。世の中の出来事には、何か理解の出来る筋道とか因果関係などといったものがなく、その必要もなく、理性といったものがない。あるのは、気まま、気まぐれ、情緒のおもむくままの感情だけが支配する世界なのである。 |
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