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見えにくく、わかりづらく、ハッキリしない。いつまでたっても、ずっとぼんやりしたままで何一つくっきりと浮かんで来ない。それが何か?というのが、いつまでたってもわからないままである。しかし、もしかすると、それが、そうした状態がもっとも良いのかも知れない。そうしたことのほとんどは、自分自身がのぞんだことなのだから。 そうとしか言いようがないのである。なにも気づかず知らず分からないまま、ということは、自分のなかに一人で閉じこもった世界である。あるいは、自分を捨てたままで、まわりのみんなに同化している、そんな、自分自身を見失った状態だからである。ちょうど色と形が、ぼやけて背景の中に同化して消えて行くように。 |
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