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2、特徴。



肉食か草食か、農耕か交易(商工業)か遊牧か、さらに同じ農耕でも麦か米かイモかなどによって、文化や統治のシステム、そして宗教や信仰の特徴に大きく影響し、またそれを制約する条件として作用し、規定されているのを見ることが出来る。

もちろんそれと同じことが、気候や地理・地形についても言えるし、地政学上から制約され続ける民族の歴史の特徴についてもいえるのである。

海の向こうの外の世界に対しては拒否的・排外的であっても、内に向かっては、この島国日本の中においては非常に寛容かつ曖昧である。そうしたことが文化と歴史の特徴となっている。

日本人の、「いさぎよい」という気質もそうである。狭い閉じた世界での執拗さと、白黒をはっきりさせるといった態度は、自他共に破滅的な結果をもたらすからである。だれもが相手に対して深く立ち入らず、心の中まで直接ふれるようなことはしない。


戻る。               続く。

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