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光に導かれて、自分のなかから何かが溢れ出している。再生、創造、めざめ、といったものだ。そうならざるを得ない。そのように出来ている。初めからそのように仕組まれていて、あらかじめセッティングされていたかのように。 イヤ、そうではない。それは必然なのだ。たしかに、こうした心境というのは、私個人として見れば偶然かも知れないが、私の祖先、この地上を数千数万年生きて来た私の祖先から見れば、そうした心境、ないし情感といったものは、自然のなり行きといったもので、何毎回繰り返されてきた当たり前の必然といったものである。恒例の行事のようなものである。 そうとしか、言いようがないし、そうなるしかない、そして、そのようにプログラムされている。それは自然の必然であり合理性なのである。僕にとって見れば偶然かも知れないが、世界全体としてそれを見ると、必然そのものなのである。まるで、太陽が毎回、東から昇るのと同じことである。それは自然の法則、合理性そのものなのである。人類の祖先はずっとそのように生きてきたのであり、そしてその延長線上に現在の私たちが存在するのである。 |
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