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4、傾向。



指向する? 
しかし、いったい何を・・・。 

原理、あるいはシステムである以上、それ自体が指向性、ないし、得意分野、特殊な領域といったものがあって当然であり、そしてまたそれは、そうやって条件づけられている。

それは、本能のようなものである。肉体と感覚のシステムが持つ、構造的な方向性といったものである。本人の意思ではどうにもならない、自分自身の仕組みといったものである。先天的な自己の存在理由、自己の同一性といったものである。そうした自己というのが持つ、自分自身の内的原理とその必然的な方向性でもいったものである。

自分自身が持つ機能と役割といったものが最適化されてゆく。あるいは、自らが変化し適応してゆく。生きて行くために。自己を保存し、継続していくために。これが、自分というシステムが目指し、指向するところの方向性といったものである。


戻る。             続く。

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