index < 日誌 < af必然< 「指向性A」p10/


 
7、指向性。



このような主体そのものが持つ「指向性」は、
@ 物理的な感覚として、
A 生理的な情緒として、
B 思考の考え方としても、現れる。

自己は、空間の広がりの中だけでなく、自己が変化し続ける時間の流れの中でも現れる。存在は、カタチという空間だけでなく、指向性という時間の流れの中でも、とらえられるのである。

「指向性」とは、自己の存在のカタチといったものが、現実の中で維持され連続して行くための必然のすがた、自己の存在の仕方なのである。そして、それが持つ固有の原理と内的必然性といったものは、個性的で特徴的な変化の方向性なのである。空間の中でカタチとして見えたのが、時間の流れのなかでは、変化の方向として見えるのである。


戻る。             続く。

index < 日誌 < af必然< 「指向性A」p10/