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「可能性」 |
2、原理。
これが日本の原理なのであって、 社会と現実社会の、そして、 自分にとっての理由なのである。 それが、自分にとっての暮らしと生き方の現実であり、 根本原理であり、存在の理由なのである。 自分たちの頭の中で意識される、 現実世界のすべてなのである。 つまり、それが自分たちにとっての自意識となっていて、 自分自身を確かめる場面となっているのである。 それがまた、自分たちにとっての、 自己認識の舞台となっているのである。 これが私たちの生きた現実のすがたなのである。 だからこの、自分自身(アイデンティティー)を 確かめるというのが、優先されるのであって、 その外にある原理は、意識されることがないし、 また、意識してはならないのである。 それを意識するということは、 自分自身と現実のあり方に、 疑いを抱くということなのである。 そして、それは同時に現実の世界と、 その秩序と規則に疑惑を抱くことに直結する。 だから、考えてはならないのである。 人間には意識したり、考えたりしては ならないことがあるのである。 |