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3、違って見える。



そして何よりも、「光」と人間あるいは生物との関係で見ると、太陽の光は違った意味を持っている。それは、生命が生まれ育つためのなくてはならないエネルギー源でもあるのである。

眠りから目覚め生き活動し、緊張の頂点に達して、やがて萎(な)えて死ぬ。開いて活動し、そして閉じてまた眠る。そして死ぬことによって次の生命と交替する。

生きて活動し死してなお生命をはぐくむのである。それが太陽がもたらす生命の証明でもあって、それが時間の流れのなかで連続してゆくのである。春夏秋冬、朝昼晩といった風に。生起を繰り返すのである。

そして、その瞬間ごとの断面を見ると、同一の生命が様々にすがたカタチを変えて見えてくる。それらがそのまま時と場所によって、異なる様々な外観となって現れるのである。


 戻る。              続く。

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