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同じものを、異なる視点と角度から見ている。あるいは、正面を見ているのか後ろを見ているのか、それとも始まりを見ているのか終わりを見ているのか、あるいはまた、原因を見ているのか結果を見ているのか。 それは、ひと目、見ただけでは別のもののように見えながらも、実は同じものを見ているのである。見る側のとらえ方、感じ方によって、見え方というのが様々に変化しているのである。私たちは、そうした無限の広がりと変化の世界を生きている。 現実の同じものが、見る側の目的や理由、意図によって違ったものに見えている。同一の同じものがである。ものの中から映り、写り、移ってくるのである。そして見えてくる。空ろ、虚ろ、それに憂鬱のウツも、同じものを指しているように思えてくる。これらすべてが、同じところのものから来ているように思えて来るのである。 |
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