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しかし、そうしたことは個人レベルで見れば確かにそうなのであるが、社会、あるいはシステム全体から見ると、やはりそれはバランスとでもいうべきもので、自然の流れ、そうならざるを得ず、そうなるしかないものなのである。 その場面場面ごとの条件や制約、そしてまた、そこから取り得る現実的可能性と範囲いったものは、あらかじめ定められているのであって、それがバランスなのである。人間が自分にめざめ、自分を形作り、自分を認識し始めたとき、すでに舞台は整えられ、仕組まれていて、さらにまた、自分自身もまた遺伝と文化によってプログラムされているのであて、これがバランスなのである。 プログラムされた自分とは、この世に生まれたときすでに、その生き方や考え方、感じ方といったものが、あらかじめ自分の身体の中に、そしてまた、社会集団の中にあって定められ、。条件付けられているからである。 |