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毎日見ている現実というのが、いままでとは異質で未知の新世界のように思えてくる。そして、自分が変わったことに思い知らされる。何もかもがいままでとは違うのである。 同じ世界を、同じ日々の、同じ場所で生きているにもかかわらず、それがまるで未知の異次元の世界のように思えてくるのである。生きている現実の世界は同じなのに、その意味が全然違ったものに変わってしまっているのである。まるで、別世界に迷い込んだ時のように。 実際、その通りなのであって、いままでとは全く異なる生存のシステムの世界を生きているのである。自分が生きてきた世界の常識や信じるもの、願うもの、のぞむものといったことなどのすべてが、いままでとは違う原理とシステムの下に動いている。異質で未知の次元の異なる世界なのである。 |