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私たち人間は、そうした目に見えない、気づくことも自覚することもほとんどない、そうした意識されざる無意識の感覚の世界を生きている。 そうした意味で私たちが生きている現実の何もかもが、あらかじめ設定されていて、プログラムされ、定められ、決められ、方向づけられている。それらは始めから出来上がっていて、その設定されたレールの上を私たちは生きている。そうならざるを得ず、そうするしか無かったように思えてくるのである。 そしてそれは、無意識の意識されざる感覚だけが知る、衝動と本能の世界である。そして、それらすべてを条件付け方向づけているのが、私たちの肉体の中に宿る感覚の記憶であり、そしてそれを生み出し条件づけて来た地球そのものが持つ自然環境なのである。そしてまた、郷土という言葉が意味するところの、自分たちの文化の記憶なのである。連綿と受け継がれて来た自己の内的同一性なのである。 |
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