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ヘーゲル 「歴史哲学p188」 


1、抽象概念。

「言語の普及と民族の形成は、歴史の向こう側で行われる。歴史は[バラバラな]散文的なもので、神話にはまだ歴史は含まれていない。人間の、外界の生活についての意識は、抽象概念がとらえられるようになって始めて現れるのであって、[抽象的な]法律を表現する能力の存在が、歴史を散文的にとらえる可能性を示している。

歴史以前の世界とは、いまだ国家生活の存在しない時代のことで、そこでの生活には自己意識がなく、なにかを予感したり予期したりすることはあっても、それが事実として定着しているとは言えない。」


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