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では、こうした直感や衝動といったものは何か? すなわち、ひとことで言って、それが種ないし民族としての意識、あるいはそのタマシイ、自己の内的同一性といったものではないだろうか。自分が自分であるという自覚なのである。 それも、自分の肉体内部から湧き起こってくる、直接の感覚の世界なのである。自分の身体内部で、身体内部から感じられてくる、自分でもどうにもならない反射的な感覚の世界なのである。そうやって、自分の感覚の中で自分を確かめ、納得し、了解しているのである。 それは、自分の肉体自身の感覚なのであって、自分が自分に対して感じる意識や思考とは別の世界である。だからまた、それは、自分でもどうにもならない制御不能な情緒や感情として現れてくるのである。 |
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