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4、不安。


要するに、そのような現実が、どこかで発生しているということである。たとえそれがカタチにならない、正体不明の徴候や兆しに過ぎないものであっても、そうなのである。そして、そうしたことが得体の知れない胸騒ぎや気配(けはい)、情緒の不安や幻覚、錯視・錯覚として、自分の中で映し出されているのである。

それは、ある意味で、直感的予測能力とでもいったものなのである。自分の感覚が、それが何かを表現できずに、自分自身の感覚の不具合や障害として、それを表現しているのである。

自分の感覚が、それが何かを知ることが出来ずに、表現することもできず、仕方なくそれを自分自身の障害として表現しているのである。感覚は、自分が未知のもの、得体の知れないものに対しては、そのようにしてしか、表現のしようがないのである。そしてこれが、神経の障害や、情緒の不安として現れているのである。

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