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それは、自分たちが求めるもの、信じるもの、そして生きて行くために不可欠の条件であり、前提なのである。それ以外の、自分たちにとっての生存の可能性といったものが、どこかで制約されてきたか、それとも、自分から進んでそれを排除してきたのである。 自分たちは、遠い昔からそのように生きてきたのである。そしていまもそうである。だからまた、そうであるということが、自分が自分であり続けることのように思えてくるのである。 そしてまたそれこそが、自分が自分であることの拠り所となっているのである。そうして、自分が自分であり続けるのである。そのように信じてもいるし、また、それ以外の自分自身の拠り所となるものを持たないのである。そうするしかないのである。それだけが、自分が自分であることの目に見えるカタチであり、自分自身の存在の仕方となっているのである。 |
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