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それは、自分の肉体が本来持っている感覚と感性、そして生理のリズムなのである。だから、情緒に浸っているという場合とは、そうした肉体のリズムに支配されている状態なのである。 意識されることのない、自分が過去から背負ってきて、堆積され、積み重ねられ、そしてそれが無意識の世界をカタチ作っている、そうした自分自身の、肉体の生理と感覚の世界を見ているのである。 だからまた、逃げることも、避けることも、逆らうことも出来ないのである。それは自分自身そのものなのである。これが自分自身の存在の仕方なのである。これ以外にないのである。そしてまたそれだけが自分自身の拠り所となっている。自分が自分であることの理由になっているのである。 このような、情緒といったものが自分を支配し、制約していて、そしてまた、そうしたことのすべての前提、または根源となっているのである。自分が信じるもの、求めるもの、目指すものの範囲と方向を制限し、決定づけているのである。なぜなら、人間は、そうした自分自身の情緒の世界を生きているのである。 |
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