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6、たましい。


そしてまた、それは自分が生きている現実の世界に基づいている。なぜなら、人間がかかわり、そして知り得る世界とは、自分が生きているこの現実以外にないからである。そしてこれが、自分という者の存在の仕方なのである。

そしてこれが同時に、人間が生きて行くための条件であり、制約であり、そしてまた、進化と変異のための現実の可能性になっているのである。またこれが、人間が出来ることの現実の方向を示しているのである。

つまり、これが人間にとっての存在の仕方なのであって、ここから離れたところに人間は存在しないのである。つまり、そのようにしかならないということである。言い換えると、これが連綿と続く歴史としての「種」のカタチなのであり、そのタマシイの表現なのである。

そしてそれは、社会的に見れば、その社会の宗教や政治体制、および生産と生存のシステムに現れていて、そして、それ自体がまた、このような人間の情緒を映し出していて、そしてまた、この情緒が現実のカタチとなって現れたものなのである。

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