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4、不文律。


それは、それまで積み重ねられてきた無意識の常識であって、あるいは、その社会を支配する文化の日常といったものである。気づかず、知らず、理解もされないまま繰り返されてきた、無意識の社会的合意と共有意識にしたがって見習われ処理される。つまり、規範とされてきたのである。それが「みんな」にとっての共通のルールとされてきたのである。

自分ではなくて、「自分たち」という共通の、共有された意志に適う方法に合わされるのである。そしてこれが、その社会の秩序であり原理なのである。だからそれは、だれも逆らうことが許されない「空気」とでもいったものなのである。

そしてそれは、明文化されたり、言葉に出してもならない、それ以前の文化の習慣であり不文律なのである。つまり、オキテなのである。それは、その社会で生きる者にとっての、目に見えない条件であり、約束事なのである。

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