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4、悪霊または妖精。


たしかに、見るもの触れるもの感じるもの、それらすべてに僕は何かを感じてしまう。いや、だれだって感じているはずなのだ。それは、人間である以上、感じざるを得ないものなのだ。仕方のないことだ。現実の世界のなにもかもが生きていて、それらすべてに何かが宿っている。そうしたタマシイのようなものを感じてしまうのである。

いや、そうしたものは妄想だと、だれもが言うかも知れない。だれだって表面上はそう思っている。そのように教育されてきている。しかしそれは、いわば程度の違いであって、そうした場面、そうしたタイミングは、だれだって多かれ少なかれ感じたことがあるのではないだろうか。

ただそれが、わずらわしくうっとうしいだけのことなので、自分にとって都合の悪いことだから、気づかないだけなのではないだろうか。気づかないフリをしているのではないだろうか。

戻る。                         続く。


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