index< 日誌 < ar象徴 < 18-352「囲いの中」p3- |
もちろん、そうしたことは空気に限ったことではなくて、水や水蒸気、気温、また、気温の種類(輻射・対流・伝導など)、それに周りの光の明るさ暗さ、昼と夜などによっても大きく作用し、影響されている。 人間は、そうした自分でも意識することのない、そしてまた、あまりに当たり前で当然の、また当然であるがゆえに意識されるといったことがない、そうした常に自分を取り巻いて包んでいる空気や光や水に影響されている。 そして、つきまとい、それへと導かれ、求めてもいて、そしてこれが人間自身の感覚の感じ方や考え方、そしてまた、そうした生物的な反射作用としても影響している。あるいはまた、習性や衝動といったものの条件ないし背景となっているのである。数億年に渡る生物の進化の過程とその痕跡が、現在を生きる私たち人間の生物的な肉体の生理作用として、生き続けているのである。 |
index < 日誌 < ar象徴 < 18-352「囲いの中」p3-