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身体のカタチが直線的で角ばっていて、脂肪が薄く、筋肉が肉体表面に浮き出ていて、そして骨が太く体格も大きい。それにそんなことよりも、肉体表面の空気とその反射がけわしく、そして鋭いのである。優しさや穏やかな感じがしないのである。 女のような、ゆるやかに広がっていって、やさしく包み込むような、そうした穏やかで優しい感じがまるでないのである。いや、それどころか、そうしたゆるやかで優しい感じが、男にはもともとあってはならないような、そんな感じすらしてくる。そうしたことを寄せつけないような、そんな感じをしてしまうのである。 肉体表面のカタチの色や肌を包む空気と、その光の反射が、見る者をしてそのような感じを受けさせるのである。鋭く角(かく)ばっていて、そしてそれがムダな情緒を寄せつけず、そうして意志的で攻撃的な印象を受けさせるのである。 |
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