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むしろ、このような表面だけの口実を、強制的に行使するための手段として、警察や法律が存在するのである。というのは、それは名目や手段、方法といった道具に過ぎないのであって、そしてまた、その運用方法や解決の仕方自体がころころと変わるし、変わらざるを得ないのである。 なぜなら、それは手段に過ぎないのであって、その目的はあくまでも社会の序列と秩序を守る、ということにあるからである。そのための理由や手段といったものは、どうでもよいことなのである。たいていは、後からとってつければ良いのである。 要するに、それらすべての事が何もかも偽善ということである。まやかしのウソ八百で、思い込みだけの世界だということである。とは言っても、だれもがみなそう思っているのだから、それはそれで仕方のないことなのであるが。 法律上の決めごとやその内容などといったことは、どうでも良いことなのである。要は、この法律を利用して、これをタテにして、異質なものを排除するということこそが、それの本来の目的で使命なのである。それだけなのである。そしてただそれだけが、警察や法律の存在理由なのである。 だからまた、その執行方法や理由の内容などといったことは、名目だけのことであって、その中身はどうでも良く、どうにでもなるものなのである。ただ表面上の体裁だけを合わせてやればよく、それがすべてなのである。これは民主主義なのであって、誰もがみなそれを望んでいるのだから仕方のないことなのである。 |
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