index< 日誌 < ao強制力< 18-370「こころざし」p5- |
それが彼に与えられた条件なのであり、そして、それに適うやり方でしか生きて行けないように、なにもかもが出来ているのである。それは本人が願ったり、求めたりしたものではないのである。 また、それ以前に、それ以外の立場に本人が居たことがないのである。そうした条件の下で生きてきたし、また、それ以外のところで生きて行けないように出来ているのである。 それを知ることも経験することもない世界を生きてきたし、そしていまもそうなのである。だからまた、そうやって生きてゆくしかないのである。そして、そうした彼ら彼女らの立場というのが、本人をして、それをどうしても必要なものとさせているのである。それなくしては生きて行けないようにしているのである。 これは、集団もしくは社会にとってのバランスといったもので、そうしたバランスが、それぞれにとっての、それぞれの役割と立場といったものを決定しているのである。そして、これを制約し方向づけているのである。そしてそこから離れて生きて行けないように、あらかじめ出来ているのである。 |
index < 日誌 < ao強制力< 18-370「こころざし」p5-