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2、観念化。

自分の感じ方や意識、それにセンスもそうであるし、また、観念の世界もそこから派生してきたものである。そして何かに例えたり、類推したり、比較したり、共通する印象を探り出したり、あるいは印象を仕分けしてカテゴリー化する、抽象化する、一般化するのもそうである。

あるいはまた、それを何かに象徴させてみたり、記号として省略・自動化したり、それが何らかの行為へのサインや符号として連想させたりするのもそうである。

ものごとの一般的な共通点を探り出し、それを抽象化することによって、なにかの象徴や合図として記号化し、そしてそれに基づいて論理的な筋道を立てて思考して行くことが出来るようになる。

そうして、ものごとの目に見えない相互間の関連性を求め、広げていって、世界を全体として眺めることが出来るようになると共に、それら全体を統一した秩序的な世界として、観念の世界の中で再構成してゆくのである。

戻る。                   続く。


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