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3、肌地。

そして実は、これがまぎれもない自分自身の世界なのである。自分の意識と現実の生き方の源泉であり、そしてそれを規制し条件づけ、コントロールしている、意識されざる自分自身の世界なのである。

自分自身の源泉であり、背景であり、下地なのである。傷つくと、そこがえぐれて裂けて生血が噴き出して来る、そうした自分自身の中の生きた肌地なのである。そして、これが自分自身の無意識の世界なのである。

いまだ、すがたカタチを持つには至らない、また、言葉や何らかのイメージにもなる前の、衝動や本能の世界なのである。感情や思考を欠いた、それ以前の生理的で感覚的な世界なのである。

戻る。                        続く。


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