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自分と外の世界とは、本来おなじもので、そこから分離と区別が始まり、境界線が現れてきて、そして自己と他者が生成される。あるいは同じものだったのが、ただそれを見る側の都合によって、見る者自身の変化というのが、そのように見せている。 視点や角度、見え方や見かた、といったものが、あるいは、それ以前の当事者の事情や都合の変化といったものが、そうさせることもある。自分にとっての、世界の意味というのが変わるのである。 自分でも気づかず知らないまま、何かが変わってしまったのである。変化とは、つまり、「時間」のことなのである。時間が、それを広げていって、つないで、まとめて、何らかの見えるカタチとして表現して、理解させているのである。自分でも気づかないまま過去の自分を忘れていて、そして今いる自分を肯定しているのである。 |