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人間の精神の喜びや悲しみ、興奮や萎縮などといった心の動きといったものは、このような身体の動き、人間の肉体を通して現れてくるのであって、そしてまた、この肉体を通して行われれるのである。これが人間の身体の構造なのであり、そしてそのしぐさや動作といったものなのである。 そしてこれが、人間の精神が現実に現れるカタチなのである。そしてまた、この肉体を通して無意識の感情や情緒、いわば、その場の「空気の重さ・軽さ」や雰囲気といったものが生み出されているのである。こうしたことが、人間が生きている現実であり、舞台といったものなのである。 このような制約と条件の下で人間が生きている。人間にとっての「出来事」といったものが進行し、繰り広げられ、生成され、始まり、そして移って行くのである。自分が生きている人生や思い出の意識されざる記憶が、そうした情緒の特性や個性、気質や気性となって行くのである。 |