index < 日誌 < 2018 < 感じ方。< 18-46「感覚の偽善」 |
人間は生きている。生きてゆかなければならない。そのための社会システムである。であるから、このシステムにそぐわない人間は排除しなければならない。隔離するか、追放するか、破壊しなければならない。そうやってこそ、システムも社会も秩序も維持される。警察も学校も政府もそのためのものである。それが正義であり、正義とは弱者をおとしめることによって成り立っている。 正義とは最大多数者の論理であって、多数であること自体が正義であり秩序なのである。またこれが支配の力でもあり強制力なのである。出世とわが身の保身のための処世術なのである。言いかえると、群れて媚びて迎合する。何も考えず知ってもならず、ただひたすら強くて偉い権力者の周りに付いて従うことである。 そうやって自分をも最限なく陥れて不自由にして、さらにまた、弱い立場の人間を引き入れて恥ずかしめ、序列化して成り立つ世界である。と同時にこの世界に合わない者を排除して行くことによって維持されるシステムでもある。 |
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