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そして、この原理というのが空間と時間の中で広がり、カタチとなって変化し続けている。現実の世界の中でカタチが変化し続けながらも、その内面において自己が同一であり続けるのである。 よく見ると、それは何かの緻密な結晶のようにも見えるし、あるいは、もっとよく見ると、飽くことなく執拗に自己を貫徹する、自意識の残酷なまでの必然性のようにも見える。そうした冷徹で残酷なまでの論理の必然性のようなものが、私たちの心の中にせまってくるのである。 しかしよく考えて見ると、このような規則性や秩序、あるいは自己が同一であり続ける原理の必然性といったところで、それは意識のない自然界の無機質の世界のことなのである。 逆に言うと、秩序と規則性こそが当たり前なのであって、それ以外のことは起こりようのない世界なのである。すべてが起こるべくして起こっていて、それ以外のことは、起こり得ない世界なのである。それが無機質な自然の世界なのである。 |
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