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本当の変化とは、偶然で予測ができないこと、本来あり得ない出来事、自然の必然性に反するような出来事である。そうした意味での本当の変化というのは、人間がいて、その意識の下で始めて起こる出来事なのである。 そして実は、この自然の見せかけだけの変化の中にあって、この秩序や規則を利用して、新たな環境と、真の変化を創造するのが人間の本来のすがた、本性ではないだろうか。 ということは、つまり、学校も、上司も、NHKのいうこともアテにしてはならない。すべては自分自身の心の中で、自分でよく考えて判断して行動しなければならないということである。 私たちは、この閉じたホロスコープ(万華鏡)の世界を生きている。地球がそうである。国家がそうである。民族がそうである。ただ、それに気づかないだけである。 はてしなく無限と思われていた世界というのが、実はカガミに反射して映っているだけの虚妄の世界なのであって、秩序や規則、不変の道徳や常識といったものが、実は ただの仕組まれた迷信であって、真理とか、しつけとか、オキテといったものが実はもはや古くなって腐っていて、いまとなっては、今日の現実の世界では、ただたんに人間を押さえつけダメにして押し殺すだけのものになっている。そう思えてくるのである。 |
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