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2、真理。


知る必要もなく、知ってもならない、また、それを知ろうとしてもならない、というのは、それが、私たちが生きている現実の外の世界だということである。つまり、自分たちが生きている現実の、それ以外の感覚や感じ方といったものは、持ってはならないということなのである。

そうして現実というのが変わらないものとして続いて行けるのである。そうして誰にとってもそれが、安心・安全・安定したものとして受け入れられるのである。また、それを運命として受け入れることが許される世界なのである。

そうして何も変わらないということ、変化がないことが自分たちにとっての永遠の真理のように思えてくるのである。正義や道徳、そしてそれが何よりも、自分たちが守らなければならないもののように思えてくるである。

この変わらないということが、自分たちにとっての永遠で純粋の真理であり、自己の存在理由となっているのである。自分たちが何よりも守らなければならないもの、そして、信じなければならないものとなっているのである。



戻る。                   続く。

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