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2、カタチ。


しかし実は、これはこのような国家の主権とは別の意味においても、それはそのままで言えることなのである。それはむしろ、このような主権とは別の意味であったものが、主権=人権として発展して結実して行ったということである。

すなわち、自分たちと同じ者と、そうでない者とを識別して区別していった、ということである。生活と意識の中で自分たちとそれを共有でかどうか、または、共有できる何かを求めて、それを広げていったのである。

そして、これが自分たちという共有意識となり、共通の認識となって、自分たちという「つながり」を作り出したのである。そしてこれが、人々を結び付け、拘束し、そうして人間の行動と考え方を支配していったということである。その生き方のパターンと形式を作り出してきたということである。


戻る。                    続く。

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