index< 日誌 < am種 < 19-030「観念の世界D識別」P3- |
自意識の中で、自分で自分に問いかける自己意識がない以上、そうならざるを得ないのである。外見的特徴だけで判断されて、内面というのが見えてこないのである。もともと見えないように精神が出来ているのである。 それは見えてはならないものなのである。そうやって社会というのが集団としてまとまっているのである。たとえ表面上だけであったとしてもそうなのである。それはほじくり返してはならないものなのである。 だからまた、何もかもが、そこにいるだれもかもがみな同じ者でなければならないのである。肌の色や常識やマナーが違っていてはならないのである。違うというはそれ自体が、社会を集団として成り立たなくする者なのである。 だからそれは許されず、あってもならず、居るはずのない人間なのである。いてもらっては困(こま)る、排除しなければならない、そうした存在なのである。 |