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自分が自分に対立して、自分が自分に強制される、そうした自分というのをイヤが上にも意識してしまう、ということがないのである。自分で自分を意識することがないのである。「自己意識の欠落」というのは、このことなのである。 それは、本人の預かり知らないところで、本人の生き方や感じ方・考え方を支配し、強制している、そうした本人自身が生きている、その立場のことなのである。それは、そうした本人自身の立ち位置からもたらされる、必然の結果なのである。 そうならざるを得ず、そうなるべくして、そうなっているのである。そのようにしか成れないのである。これが人間の存在の仕方なのである。それは環境とその条件に規制されていて、それ以外の者になれないという意味で、そうなのである。 |