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契約自由の原則、職業選択の自由、教育の機会均等などと言っても、それは表面だけの飾りに過ぎないのである。白々しい言い訳、偽善にすぎないのである。それらすべてのことは、「システム」の中で行われているのである。 システムとは、すなわち、自分たちを取り囲む条件と環境のことなのであって、それは必然なのである。だから「システム」なのである。そのようにしかならないように、あらかじめ出来ていて、そして、そのように事前に設計されているのである。 実態から言うと、今日の日本において、契約の自由も、職業の選択も、教育の均等も、そんなものはどこにもないのである。ご飯を食べてゆくためには、どんなことでもしなければならず、契約も職業もただの形式的な手続きにすぎないのである。 |