index< 日誌 < at自己意識19-56「同一性U-歴史。」p4-


2、くり返し。


これは、自分の身体内部に対する、自分自身の感じ方なのであって、自分のなかで、自分の感覚を自分で感じているのである。感覚が感覚を感じているのである。そして、そうしたことが自分のなかで、情緒や感情といった心の営みを作り出しているのである。

これは、結論から先に言うと、数十数百世代に渡る長い歴史的な、身体作用の同じことのくり返しがもたらした結果なのである。遺伝とその身体作用の永い繰り返しの結果なのである。

その始まりは、環境とそれに伴う生活のスタイルの変化として。そしてそれが、身体内部の生理と情緒的な変化となって固定されていって、さらにそれが
、身体各部の機能や役割の変化させ、そして次には、その現実の物的なサイズやカタチまで変えてゆくのである。もちろん、それに伴い生態系内での位置や序列、バランスも変化しているのである。

戻る。                    続く。

index < 日誌 index< 日誌 <  at自己意識 < 19-56「同一性U-歴史。」p4-