| index＜ 日誌 ＜ at自己意識＜ 19-57「同一性」p9- |
| これはどういうことかと言えば、要するに、それぞれに特有の、それに適う文化や社会のシステム、作法や習慣といったものが出来上がる。あるいは、それに基づいて社会が成り立っているということである。 そしてまた、それを方向づけ、規制し強制するモデルや「規範」といったものがなければならず、ここでもまた、それ特有で固有の社会や文化の「型」といったものが見られるのである。 つまり、こうしたことが「カテゴリー化される」という意味なのである。仕分け・分類・整理して、共通点や相違点を明らかにして、そしてそのなかから、共通の規則や理由、秩序といったものを特定してゆくのである。 （もちろん、このような人間にとっての外的条件とは別の、内的な、人間自身の肉体内部の、祖先から引き継がれた生理の記憶といったものが、それ以上に大きくかかわっているが、ここでは無視する） |