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そしてそれは、自分自身のことであるにもかかわらず、自分以外の者に求められる。またそれは、自分に対して絶対的で強制的なものでなければならない。すなわち、自分を超えて自分を支配し強制し続ける、自分の外からの絶対的な意志でなければならないのである。 それは、現実の自分と相手とを超えた客観的な権威であって、自分を有無を言わせずに拘束し強制し続ける、いわゆる、シキタリやオキテ、禁忌でなければならないのである。 自分自身の迷いや動揺を抑えて規制し、導いて行くためには、それは自分にとって、どうしても強制的で絶対的なものでなければならないのである。それは自分自身のことであるにもかかわらず、実際にそうなのである。 |