index< 日誌 < c信じるもの< 19-67「自分たち」p7 |
しかしまた、それでしか自分をたしかめる方法がないのである。自分が生きている幸せや喜び、あるいはそのリズムや情緒といったものが、そのようなものとして自分のなかでカタチ作られているのである。だから、そうやって自分をたしかめるしかなく、それ以外になく、自分というは、そのようにしかならないように出来ているのである。 なぜか? そのように親からシツケられ、周りから教えられ、学校で教育されてきたからである。社会全体がそうなのである。学校はもちろん、地域コミュニティ、マスコミ、そしてその社会のシステム全体、政治そのものがそうだからである。 そうやって、この世に生まれた途端、無意識のうちにシツケられ、そしてそれが、習慣や習わし、常識となっているのである。私たちは、そうした世界を生きてきたし、そして、いまもまた、そうやって生きているのである。 |